子ども連れの引っ越し:3つの段階でそれぞれやること
大人が引っ越しで悩むのは手続きで、子どもが悩むのは慣れ親しんだものを失うことです。この2つは分けて対処します。
事前:何が起きるのかを伝える
具体的に説明します。新しい家はどんな様子か、部屋はどこか、何が一緒に行くのか。写真を見せるほうが口頭の説明より役に立ちます。
子どもにも少し決めさせます。たとえば自分の部屋の箱にどう印を付けるか、おもちゃはどれを持っていくか。関わっている実感があると、どうにもできないという感覚が和らぎます。
- 実際にできること
- 早めに伝え、直前になってから言わない
- 子ども自身に「自分の箱」を1つ荷造りさせ、自分の手で入れさせる
当日:安全と目配りの両方が必要
引っ越し当日は、ドアが開けっぱなしになり、床に物が置かれ、知らない人が出入りします。小さな子どもは、大人1人が専任で見るか、別の場所で過ごせるよう手配するのが望ましいです。
事後:まず子どもの部屋を元どおりにする
最初の夜は、まず子どものベッドと慣れ親しんだ物を整え、ほかの部屋はゆっくりで構いません。子どもの「ここが家だ」という感覚は、自分のベッドから始まります。
生活リズムはできるだけ元の時間を保ちます。環境が変わってもリズムが変わらなければ、慣れるのが少し早くなります。
その後の数週間:サインに気を配る
睡眠、食欲、気分、学校に対する態度。2〜3週間続いて改善が見られない場合は、学校や専門家に相談する価値があります。
年齢に合わせて説明の仕方を変える
同じ説明でも、年齢によって効果は大きく違います。就学前の子どもが気にするのは「自分の物がまだあるかどうか」、学齢期の子どもが気にするのは友だちと学校、ティーンエイジャーが気にするのは自分で決める権利を奪われることです。
ですから、小さい子には具体的に話し(あなたのベッドも一緒に行くよ、おもちゃはあなたの箱に入れるよ)、大きい子には関わらせます(自分の部屋、予定、お別れの仕方について実際に決める権利を持たせます)。
お別れは省かず、予定に組み込む
引っ越しの前に、子どもにはっきりしたお別れの機会を作ります。友だちと最後にもう一度会う、先生にさよならを言う、よく行っていた公園に行って写真を撮る。大人は忙しさのあまり、これを省いてしまいがちです。
あわせて連絡先を控えておき、引っ越しの後に実際に一度連絡を取る機会を作ります。「まだ連絡が取れる」と「もう二度と会えない」は、子どもにとってまったく別の経験です。
この後の数週間で役立つ記事
引っ越しは始まりにすぎません。子どもの側の本当の適応はその後の数週間に起こり、その期間のことで先に手配しておけるものがいくつかあります。
以下の最初の2本は引っ越しの側の記事、後の2本は教育サイトにあり、子どもが新しい土地に着いた後の数週間を扱っています。
- 実際にできること
- 当サイトには、荷ほどきの順番、最初の3日間は開けるべきものだけ開けることについての別の記事があります。
- 当サイトには、引っ越しが終わった後の2週間にやることについての別の記事があります。
- 当サイト(教育サイト)には、ほかのことがまだ変わり続けているからこそ、登校前と下校後の生活リズムを固定することについての別の記事があります。
- 当サイト(教育サイト)には、印象だけに頼らず、子どもの適応の様子を書き留めることについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、自分でできる伝え方と準備の方法です。子どもの発達、心理、医療に関する助言は一切提供せず、どの子どもの状態についても判断しません。子どもの適応に不安がある場合は、学校の担当者または資格のある専門家にご相談ください。
ポイント
事前に具体的に説明して子どもを関わらせ、当日は専任で見る人を置き、事後はまず子どもの部屋と生活リズムを元に戻し、その後はサインに気を配ります。