会社や学校が手配する引っ越し:自分でまだ決められることを先に確かめる
雇用主や学校が引っ越しを手配するとき、一番問題になりやすいのは、「誰がどの区間を担当するのか」について双方の認識が違っていることです。この記事は条件や補助の内容には触れず、境界線をどうやってはっきり聞き出すかだけを扱います。
最初に一つ聞く:この件の顧客は誰か
引っ越し業者を探したのが雇用主や学校で、費用も先方が支払う場合、手続きの上では、あなたが発注した側とは限りません。これは多くの細かいことに影響します。変更は誰に頼むのか、問題は誰に伝えるのか、書類は誰に届くのか。
ですから、最初の一言ではっきり聞きます。問題が起きたとき、私は誰に連絡すればよいですか。引っ越し業者ですか、それともこの件を手配している担当窓口ですか。答えが違えば、その後の一歩一歩がすべて変わります。
「含まれるもの」と「含まれないもの」を2列に書く
口頭で「全部こちらで手配済みです」と言われる範囲と実際の範囲は、しばしば食い違います。必要なのは書面にした境界線で、しかも双方が目を通したものです。
- 実際にできること
- 荷造りは誰がしますか。すべての部屋が含まれますか。
- 対象外の物は何ですか(車、植物、特殊な物)。
- 移行期間の宿泊とトランクルーム(ストレージ)は含まれますか。どのくらいの期間ですか。
- 超過分はどう計算され、誰が払いますか。
- 保険や補償は誰が手配し、範囲はどこまでですか。
それでも自分でやらなければならないこと
どれほど行き届いた手配でも、誰にも代わってもらえないことがいくつかあります。そして、それこそが「もう誰かが手配してくれている」という印象に一番かき消されやすいものです。
当サイトには、荷造りの前にまず持ち物を確認すること、1枚のリストが後で補償請求できるかどうかを決めることについての別の記事があります。当サイトには、重要書類・薬・貴重品を別の1箱にまとめて手元に持って行くことについての別の記事があります。この2つは、他の人が手配する場合こそ自分でやる必要があります。リストと貴重品についての責任は、他の人が費用を払うからといって移るものではないからです。
業者が指定されていても、質問はできる
業者を選べないからといって、質問できないわけではありません。見積もりはどう計算するのか、何が含まれるのか、物が壊れたらどうなるのか。当サイトには、引っ越し業者の見積もりの比べ方についての別の記事があります。その3つの質問はここでも同じように聞く必要があります。ただし、聞いた後のあなたの選択肢は、別の業者に替えることではなく、窓口に伝えることです。
そして、聞いたら書き留めておきます。指定業者の場合、記録の価値はさらに高くなります。問題が起きたときに調整する相手が、二者ではなく三者になるからです。
日程を組むのは自分でなくても、把握はしておく
日付を他の人が決める場合、一番多いトラブルは両端がつながらないことです。旧居の退去日、新居の入居日、そして実際の引っ越し日です。
当サイトには、新居の入居日と旧居の退去日がかみ合っているか確認することについての別の記事があります。当サイトには、引っ越し日のエレベーターや搬入出スペースを予約することについての別の記事があります。この2つは、たとえ自分が手配したのでなくても、自分で確認しておく必要があります。そこに住むのはあなただからです。
やり取りは毎回残す
三者が関わると、伝言のたびに内容が変わっていきます。やり方はこうです。口頭で話したことは、後から短いメッセージかメールで一度繰り返して書き、双方に送ります。
改まった言い回しは要りません。「今日話したのは次の点です。私の理解に誤りがあれば教えてください」で十分です。このメールの価値は数週間後に出てきます。その頃には、当初どう話したかを誰も覚えていません。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、自分で確認し記録できることです。いかなる雇用主、学校、業者の引っ越しプラン、補助の内容、税務上の扱い、関連する規定も説明せず、どの手配が妥当か、誰が負担すべきかも判断せず、法律・税務・財務に関する助言にも当たりません。実際の条件はあなたが受け取った正式な書類が基準です。必要に応じて、資格のある専門家に相談してください。
ポイント
まず「問題が起きたとき、誰に連絡すればよいか」を聞きます。あなたが発注した側とは限らないからです。含まれるものと含まれないものを2列に書き、双方に目を通してもらいます。持ち物の確認と、貴重品を手元に持って行くことの2つは、やはり自分でやります。業者は選べなくても、3つの質問をして書き留めておくことはできます。両端の日付は、自分が組んだものでなくても自分で確認します。口頭で話したことは、後からメッセージで繰り返して双方に送ります。