ドアの幅と階段の曲がり角を測る:家具が入らない事態は事前に防げる
この件は、手間と代償が釣り合っていません。10分の採寸を一度しておけば、大型家具が玄関でつかえ、結局は返品するかその場で処分するしかなくなる事態を避けられます。
測るのはドアの幅だけではない
多くの人はドアの幅しか測りませんが、実際につかえる場所はドアそのものではないことがよくあります。次の箇所はすべて測ってください。
- 実際にできること
- ドアの有効幅(ドアを開けたときに実際に通れる幅。ドア枠の外側の寸法ではない)
- ドアの高さ、およびドアの上に梁や配管があるかどうか
- 廊下の幅、とくに曲がる必要がある部分
- 階段の幅と、曲がり角の踊り場の奥行きと幅
- エレベーター内部の奥行き・幅・高さ、およびドアの開口寸法
曲がり角は直線より難しい
家具が通るかどうかの決め手は、多くの場合、曲がる場所にあります。廊下の幅が十分でも、曲がり角の踊り場が短すぎれば、長い家具は回せません。
そのため、曲がり角を測るときは2方向の幅を測り、天井の高さも記録します。多くの家具は、立てて回すことで通しているからです。
家具は3つの数字を測る
長さ・幅・高さのすべてが必要です。運ぶときは横に倒したり立てたりできるため、最も狭い面こそが、通れるかどうかを決める寸法になります。
ソファはもう一つ測ります。いちばん外側からいちばん外側までの対角の奥行きです。これがソファがつかえる最も多い原因です。
写真に数字を添える
測り終えたら写真を1枚撮り、数字を写真の横に書き込むか、同じメモに保存します。引っ越し当日にもう一度測りたくはないでしょうし、作業員に尋ねられることもあります。
人に運搬を頼む場合は、これらの数字を事前に伝えておきます。作業員はあなたより早く判断でき、どれに問題があるかを早めに教えてくれます。
どうしても通らないときの選択肢
ある家具が入らないとわかったとき、通常はいくつかの方向で考えられます。分解できるか、別の経路に変えられるか、その一点をあきらめるか、です。
大事なのは、この判断を玄関先ではなく、引っ越し日より前に下すことです。玄関先で下す判断は、たいてい最も高くつきます。
測るときに、経路上のほかの物もついでに見る
寸法は半分にすぎません。同じ一回りの中で、あわせて見ておく価値のあることがいくつかあります。どれも引っ越し当日に時間として跳ね返ってくるからです。
- 実際にできること
- 床に養生が必要かどうか。とくにフローリングと淡い色のカーペット
- 先に外さないと通れないドアがあるか、外すのにどれくらいかかるか
- 玄関ドアや防火扉が自動で閉まるか、誰かが押さえておく必要があるか
- 階段の手すり、曲がり角の照明器具や消防設備が出っ張っていないか
- 経路上に先にどかす必要のある物がないか(靴箱、鉢植え、自転車)
測ったあと、数字はこういう場面で使う
これらの数字は、測ってしまい込むものではありません。予約、見積もり、そしてどれを先に処分するかの判断に、そのまま使います。
以下の各記事が、それぞれの使い道にあたります。
当サイト(ツールサイト)には、道端のあのソファは無料でも、家に運ぶ前に外で確認し終えておくことについての別の記事があります。その記事で測る3つの数字は、ここと同じ組み合わせです。
- 実際にできること
- 当サイトには、引っ越し日のエレベーターや荷捌きスペースの予約についての別の記事があります。その記事では、エレベーターの寸法制限を尋ねることになっています。
- 当サイトには、引っ越し当日の駐車、実際の状況を先に作業員へ伝えることについての別の記事があります。
- 当サイトには、家具が家に入ったあと、分解した物は組み立て方を覚えておくことについての別の記事があります。その記事では、組み立ててからその部屋に入らないと気づく場合にも触れています。
- どうしても通らないとわかった物がある場合:当サイトには、引っ越し前に物を処分すること、方法よりタイミングが大事であることについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、自分で測って記録できる項目です。特定の家具が搬入できるかどうかを判断するものではなく、建物やマンションの規定を述べるものでもありません。
ポイント
ドアの有効幅、廊下、階段の曲がり角の踊り場、エレベーターの開口部を測り、家具は長さ・幅・高さに加えてソファの対角の奥行きを測ります。写真に数字を添え、事前に作業員へ伝えましょう。