建物から保険証明書を求められる:その書類が届かなければ、引っ越し当日に中へ入れない
当サイトには、引っ越し日のエレベーターや荷捌きスペースを予約することについての別の記事があります。その記事が扱っているのは時間帯です。この記事は、同じ1本の電話の中で一緒に聞いておくべきもう半分の話で、時間帯の件よりも土壇場で問題が噴き出しやすいものです。
この書類は誰が誰に宛てて出すものか
これは引っ越し業者が加入している保険会社が発行する証明書で、建物に対して「この業者には保険があり、今回の作業は補償の範囲内です」と伝えるためのものです。あなたは書類を発行する人でも受け取る人でもありませんが、あなたに代わって両者をつないでくれる人は誰もいません。
自分でトラックを借りて引っ越す場合、この書類は通常発行できません。その業者が存在しないからです。自力での引っ越しに別の規定を設けている建物もあれば、そもそも認めていない建物もあります。この点は、自力で引っ越すと決める前にはっきり聞いておく必要があります。順序が逆になるととても面倒です。
建物の側が決める3つのこと
1つ目は補償額の下限です。2つ目は被保険者の欄に誰を書くかで、通常は建物、管理会社、ときには所有者も一緒に載せる必要があり、名称は一字一句違わないようにします。3つ目は何日前までに届けるかで、よくあるのは引っ越し日の数営業日前です。
3項目のうち最も間違いが起きやすいのは2つ目です。名称が1文字足りない、あるいは載せるべき相手が1者足りないと、書類は差し戻されて再発行になります。そして再発行は保険会社を通す必要があり、引っ越し業者が自分で直せるものではありません。
建物に聞くときは、一度で聞ききる
手に入れるべきなのは書面での要件であって、口頭の伝え聞きではありません。補償額、載せるべき名称の全文、そして提出期限を、メールで送ってもらうよう頼みます。このメールは後で、そのまま手を加えずに引っ越し業者へ転送することになります。
当サイトには、建物が預かる引っ越し保証金は保険証明書とは別のものであることについての別の記事があります。同じメールの中で、そのお金についての規定も一緒に送ってもらいます。
あわせて、どこへ送ればよいのか、受け取る人は誰なのかもはっきり聞いておきます。管理事務所のメールアドレスで受け付ける建物もあれば、管理会社のオンラインシステムを通す建物もあります。この点を聞いていないと、書類は発行されたのに、あなたのメールボックスに止まったままになります。
引っ越し業者に転送するときは、原文をそのまま貼る
言い換えて伝えると文字が抜け、抜けるのはたいてい名称の中のあの1文字です。建物からのメールを丸ごと貼り付けて、引っ越し業者にそのまま書き写してもらいます。経験のある業者はこの件に慣れていて、通常2〜3営業日で受け取れます。
当サイトには、来たのがあなたの話をつけた会社ではないとき、まず3つのものを照らし合わせることについての別の記事があります。下請けに回される場合、この書類の対象は実際に現場へ来る会社でなければなりません。この点は契約するときにはっきり聞いておきます。
時間帯、エレベーター、荷捌きスペースは、同じ1つの件のそれぞれ一部
建物は引っ越しに対して通常時間帯の制限を設けていて、週末はまったく受け付けないことがあり、エレベーターは予約が必要で、デポジットを求められることもあります。これらは保険証明書と同じ1本の電話で済む話で、別々に聞くと何度もやり取りすることになります。
当サイトには、引っ越し当日の駐車、トラックをどこに停めるかは前もって手配しておくものであることについての別の記事があります。荷捌きスペースと路上駐車は別のもので、建物が管理するのは前者、市が管理するのは後者です。
止まったときは、まずどの側で止まっているかを確かめる
書類が届かない場合の可能性は3つあります。建物がまだ要件をあなたに渡していない、引っ越し業者がまだ申請を出していない、あるいは保険会社は発行したものの名称が違っていて差し戻された、のいずれかです。3つは次の一手が違うので、まず「今、誰の手元にありますか」と聞きます。
引っ越し日の数日前から催促を始め、前日まで待たないようにします。当サイトには、引っ越し前の確認の電話で、当日使うものを一度に照らし合わせておくことについての別の記事があります。この書類も、その電話の中で確かめます。
この記事の範囲
この記事で説明しているのは、流れと聞いておくべき項目です。補償額がいくらか、どの関係者を載せるか、何日前までに届けるかは、建物ごと、管理会社ごとに規定が違い、あなたが受け取った書面での要件が基準です。
ここでは保険約款の内容を解説せず、どの証明書がある建物の要件を満たしているかどうかも判断しません。その判断は、書類を受け取る側が行います。
ポイント
多くの建物は、引っ越しを認める前に引っ越し業者に保険証明書を提出させます。条件は建物が決め、書類は業者の保険会社が発行し、伝言役をするのはあなたです。建物から書面での要件をもらいます。そこには、補償額の下限、被保険者の欄に載せる名称の全文、そして何日前までに届けるかが入っている必要があります。あわせて、どこへ送ればよいのか、受け取る人は誰なのかもはっきり聞いておきます。名称が1文字足りなくても、載せるべき相手が1者足りなくても、差し戻されて再発行になり、再発行は保険会社を通す必要があります。引っ越し業者に転送するときは、建物からのメールを丸ごと貼り付け、言い換えて伝えません。下請けに回される場合、この書類の対象は実際に現場へ来る会社でなければなりません。時間帯、エレベーターの予約、荷捌きスペースは、この書類と同じ1本の電話で済む話なので、一度で聞ききります。進み具合を確かめるときは、まず「今、誰の手元にありますか」と聞きます。建物、引っ越し業者、保険会社の三者で次の一手が違うからです。自分でトラックを借りて引っ越す場合、この書類は通常発行できないので、その質問は自力で引っ越すと決める前に聞いておきます。